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10年前の河村たかし政治塾の話10(リチャード・クー編)

前の続きなんですが、そこでバランスシート不況の処方箋が分かったとして、実際やって見て上がった例が麻生総理大臣の財政出動で、当時、幸福の科学の大川隆法氏も世界を救ったと麻生氏のことを述べていました。しかし、しなければいけないことはなかなか分かりません。次は良くならないかも知れないからです。バランスシート不況も、リチャード・クー氏は人類未経験の不況だと言っています。実際のところ、大々的な財政出動で景気が良くなるかは分からないところです。その中でやってはいけないことは何なのかと考えることが必要で大切です。これは分かることです。歴史を見よというのはこの事なんです。それでは経済政策的にやってはいけないことを考えると、税収が減少したとき、財政赤字を招いたとき、招いたときと書いたのは失政をしたということです。世界的金融危機や東日本大震災のときは、もちろんですが、財政赤字は増えています。どんな政策をやってはいけないかというと、橋本内閣の財政再建と小泉内閣の財政改革です。どんな現象が起きたかというと、まず、橋本内閣財政再建のときは、実施後3年にわたり、税収が約5兆円減少し、財政赤字が3年で約20兆円増加しています。小泉内閣財政改革のときは、税収が3年で約7兆円減り、財政赤字が約5兆円増えました。もし、小泉内閣財政改革をしなかったと仮定した3年間税収と財政赤字が変わらなかった場合と小泉内閣財政改革をし

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