地域に関する意思決定は非常に難しいことが改めて強く感じられた。地域によって異なる背景があり価値観があり絶対的な善悪もない。そんななかで地域にとってよりよいと現時点で思われる選択をしていかなければならない。地域に関する公共性の高い意思決定をする者の責任はどこまで及ぶのだろうか。意思決定の際には総合的な判断が必要であることは理解できるが総合的な判断の材料をどれほど集めなければならないのか気になった。保存・開発、オリジナリティ・画一、暮らす・稼ぐ、感情・理性、長期・短期など相対する視点がたくさん存在する。その二者択一でなくてもどちらのメリットデメリットも考慮すべきであろう。地域における問題に対する適切な理解も判断材料となる。複雑な地域の問題は見方によって誤って認識されているかもしれない。また地域にとってよりよい選択と言っても地域の住民にとってなのか地域の企業にとってなのか地域の観光客にとってなのか、もしくは未来の地域の人にとってなのか考慮しなければならない。誰かにとって良いことが誰かにとって悪いこと、というトレードオフの関係になることも考えられる。地域の問題に関わる背景などを正しく理解し、与える影響まで考えつくされた意思決定が可能な人はいるのだろうか。また、合理性に基づく画一化に反対する意見に説得力を持たせることができるのか気になった。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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意思決定者の責任
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