アスリートブレーンズ為末大の「緩急自在」vol.29
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為末大さんに「いま、気になっていること」について、フリーに語っていただく連載インタビューコラム。唯一、設定したテーマは「自律とは何か、寛容さとは何か」。謎の「聞き手」からのムチャ振りに為末さんが、あれこれ「気になること」を語ってくれます。さてさて。今回は、どんな話が飛び出すことやら……。乞う、ご期待。
──「センスとは、何か?」というへんてこりんなテーマでお話を伺ってまいりましたが、そのテーマでのインタビューは今回がラストとなります。よろしくお願いいたします。
為末:こちらこそ、よろしくお願いいたします。
──前回の最後に「その『センス』は、使い回しがきくのか?」 というテーマを提示させていただきました。分かりやすい例でいえば、お笑い芸人の鉄板の芸、みたいなことです。
為末:芸人の方のことはよく分かりませんが、アスリートの分野だと一流になるとやっぱり「その人らしさ」が 際立ってきます。普通は「らしさ」がはっきりすると相手からすれば何をやってくるか読みやすいので不利なのですが、トップの方はそれでもなんとかしてしまうという強さがあります。きっと表面に見えているものよりももっと深くまで「らしさ」が構築されていて、その全容は相手には見えないんでしょうね。
──分かるなー。い
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