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BCN 視点 #1 「残業手当」 (2003年11月)

 先日、IT関連の業界団体が発表した調査報告書を読んでいたら、IT技術者に時間外手当が支払われていることを知った。調査対象にはIT系のコンサルタントや営業職も含まれているが、多くはシステム開発に携わるシステム・エンジニアやプログラマである。  残業をすれば残業手当を支払うのが当たり前ではないかと考える人もいるだろうが、実は当然のことではない。たとえば、優秀なプログラマとそうでないプログラマの2人に同じ仕事を依頼した場合を考えてみよう。一人は残業をすることもなく3日間でシステムを完成させたが、もう一人は毎日残業をしてようやく1週間後に完成させた。おまけに、より多くの時間をかけて作られたシステムがバグだらけでまともに動かず、一方の優秀なプログラマのシステムにはバグがなく、処理に要する時間も短いといったことが起こるのである。もし、残業手当を支給していれば、仕事時間は長いけれど、こなした仕事が少ないプログラマの方が収入が多くなってしまう。(「優秀なプログラマはそれだけ高い給与をもらっているはずだ」という反論もあるだろうが、この調査によれば、経験年数や年齢がほぼ同じなら給与水準の差はおおむね20%程度に収まっている。)    IT先進国の米国ではそうではない。たとえば『コンピュータの名著・古典100冊』(石田晴久&青山幹雄編集)にも選ばれている名著『ピープルウェア』(トム・デマルコ&ティモシ

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