インボイス制度とは①

皆さんはインボイス制度を知っていますか？令和５年１０月よりこの制度が始まります。これは普通の消費者の方には全く関係のない制度です。消費者の方は、今まで通り商品・製品に対して１０%、そして飲食物に関しては軽減税率で８%の消費税を払います。そもそも消費税は消費者の方が支払っていますが申告はしていませんよね。皆さんが支払った消費税はそのまま税務署に納められるのではなく、支払った会社の損益通算をもとに消費税も控除されるもの、控除されないものに分けて最終的に納税額が決まるのです。その金額をそれぞれの会社が申告して、会社の決算期に合わせて国に納付します。私たちは４０年ずっと消費税を支払っているので、不思議と消費税が当たり前であるという状況に陥っています。先ほど申し上げましたが、４０年前に消費税法が成立し消費税３%でスタートしました。それから3%→５%→８%→１０%と段階的に引き上げられてきました。現在ではこの消費税は税収の1/3にあたり、日本の１番大きな収益になっています。そして消費税は政権にとっても大きな壁になっていました。消費税を増税した首相は1年前後で辞任・退任しているのです。安倍首相も5％→10％に段階的に消費税を引き上げたのですが、5%→8%にする際も２度延期をしています。そしてこの消費税に関して、2017年に社会保障の財源にするということが消費税法第四条に付け加えられました。しかし

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