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今の「人的資本経営」に足りないもの

「おれ、体育会にしたいんだよね」もう30年前の話。サークルの部長をやっていた頃、メンバーに言った言葉。その頃、私は、ウィンドサーフィンのサークルに所属し、週3回メンバーと一緒に海に行き、コースレーシング(※)の大会出場に向けて練習に励んでいた。メンバーの実力も段々上達してきた頃、「本格的に大会で上位を目指せるよう、学校から支援を受けられる“体育会”にしたい」という私の夢を伝えたのだった。※)海上に複数のブイをうち、決められた順序、回数をセーリングして回り、着順を競う競技 しかし、メンバーは猛反対。何度話し合っても議論は平行線で、私だけ孤立し存続の危機にまで発展。喧々諤々の対話の末、結果、そのままのサークルで継続することで落ち着き、また全員で続けられることとなった。この話し合いで分かったことは、メンバーの多くは、体育会にしてまで大会で勝つことを欲しておらず、純粋に仲間とウィンドサーフィンを自由に楽しみたい、という気持ちの方が強いということだった。 学生の活動と営利組織を一緒に論じることはできない。ただ、この経験を思い出しながら、今盛んに言われている「人的資本経営」について思うところがある。 今年5月に経済産業省から出た人的資本経営の指針、「人材版伊藤レポート2.0」で強調されているのは、“経営戦略と人事戦略の同期”である。つまり、人事施策が経営戦略を実現に資するものになっているか、と

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