■メタバース さよならアトムの時代(集英社)メタバースという言葉を聞かない日がない中で、メタバースについての知識を深めようと思って本屋で手にとった本。この書籍は、最近娘がしきりにiPad画面を覗き込んでやっているClusterというメタバースプラットフォームの創業者が書いた書籍である。これまでのコンピュータの歴史や、人類の歴史などを振り返りながら、メタバースの可能性や、日本におけるメタバースにおける可能性について述べられていて、理系脳と文系脳が交差するような内容であった。人類の歴史の振り返りの中で、以下のようなくだりがある。つまり産業革命以後においては、化石燃料を燃やして得られた熱エネルギーを、運動エネルギーに変えて、人や物質の移動に使ってきたということである。アトムとは原子であり、物質ということで使われている。こうして俯瞰して見ると、結局のところモビリティの時代においては、エネルギーのほとんどがアトムを動かすために使われたことがわかる。モビリティの時代はアトムが主役だったのである。一方、これからの時代、つまりバーチャリティの時代の主役はアトムからビットへと交代する。ビットとはつまりデータだ。メタバースさよならアトムの時代より引用(P.163)続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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