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ひねくれた17歳(1)

6年前。17歳のわたしは、何となくではありながら「いつか」 の起業を決心しました。アルバイト先の運営方針が気に入らなかったというのが理由。なかなかの単細胞だと思います。油売りの仕事をしていました。わかり易く 「車関係」としておきます。四種の油を売りつつ、それだけでは賄えない、 と、 昨今は 様々なサービスを展開、 提供している某業界。確かにニーズはあるでしょう。もちろん、車は生活必需品だ し、油もバッテリーもタイヤも、無くてはならないのです。しかし。お客様のニーズを無視して、無料サービスという名の粗探し に精を出し、欲しいと思ってもいないものを押し付けるよう に売る。それは確かにお客様の身の安全や日々の利便、快適を護るためではありますが、果たしてそれが本当に「お客様のため」なのか?と。マニュアル化された接客、サービス、 台本通りの台詞、 決まり切った売り文句に商品の説明。 ただ実績を振り返るだけで 中身の無い月一のミーティング。 定例化した閉店後三時間の消化は、今から考えても明らかに時間の無駄遣いでした。そんなことをしたところで、大きな業績の改善には響かない・・・・・・少なくとも、実感はありませんでした。いくらマニュアルがあるからとはいえ「これだけしていればいい」なんて、それが大企業のやることか。なんて思っていましたが、それで成り立って来たのだからそれはそれで良いのだろうな、とも思

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