今回は「市場と企業組織」を要約していきます。著者のウィリアムソンは2009年にノーベル経済学賞を受賞しており、「組織経済学」という学問領域を大成させた人です。バーニーの「企業戦略論」の参考文献に本書が記載されており、いつかは読んでみたいと考えていてようやく辿り着けました。「ある成果物を手に入れる為に市場取引を通じて手に入れるか?それとも内部組織化して手に入れるか?」という命題に対して市場のメカニズム・企業の内部組織特有の機能に着目して考察されています。戦略オプションとしての「垂直統合」・「分権化」・「コングロマリット組織≒多角化」などの施策の可否についても検証されており、非常に深みのある内容になっています。※技術の内製化・独占市場などに関する考察もありますが、今回は割愛します。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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