「経済安保」に自動車は深く入って来るのか、来ないのか？

５月も最終週、夏が近い様相になってきました。さて、「経済安保」については、半導体が主戦場、あくまでエレクトロニクス業界の話であり、電池、クラウド、医療品も、我が業界・企業には、調達面で影響はあるが、直接的には関係なさそう・・・そう安堵されておる方も少なくないのではないでしょうか。この中で、気になるのは電池です。日本の主力産業の一つである自動車業界にとって、電動化は喫緊の課題。他方で、自動車産業は、過去、貿易摩擦の苦い経験を踏まえてことから、業種としても最も現地生産が進んでいます。市場のあるところで生産する、それがセットメーカーの基本方針であり、無論、高級車や人気車種など日本製が売りになる場合は必ずしもそうではありませんが、単価が高く貿易摩擦を生じやすく、産業のすそ野が広く雇用面で経済効果が大きいことから、海外での現地生産を拡充してきました。セットメーカーとの取引のために、部品メーカーは、現地生産に乗り出してきたのがこの30年だったのでしょう。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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