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Multi Angleでものを見る～両極をあわせもつ～
起業ニュース総合
いつだったか朝鮮半島側からの日本地図を見たことがあります。ユーラシア大陸の端っこに三日月のように浮かんでいる島国日本は根なし草のように心もとない印象でした。日本海はまさに湖のよう。見方・考え方を変えると新たな発見があることは頭でわかっているつもりでも、実際に行動に移してみると分かっていないことはたくさんあることに気づくものです。 システム開発の仕事で必要に迫られてオフショア開発を検討したころ、各企業はこぞって中国に進出していました。中国沿岸部の人件費が高騰すると内陸へ進出し、併せて東南アジアへの進出も拍車がかかりました。極東に位置する日本からすると近場のアジアに目が行くのは仕方ありませんが、メキシコやコロンビアの開発力もレベルが高くコストも安い状況でした。太平洋の向こう側で製造するとは中々思いつかないものですが、平然とそのような話が出ることに、グローバルで活躍する人の視座・視点に感心したものです。コストという1点で考えると安さを求めて世界の果てまで開拓するような勢いですが、いつかフロンティアはなくなります。そして商品･サービスは刹那のコストだけでなく、長くお使い頂くためのアフターサービスも含めたTCO（Total Cost Of Ownership）で考えるべきです。長い目で見れば国内で製造した方が良かったということも十分にあります。短期的・単眼的な判断と長期的・複眼的な判断のバラ
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