豊かになれるかどうかは10年後に投資できるかどうかで決まる
今日は北海道の猿払村に宿泊しています。猿払と言えば、日本最大のホタテの産地。そして日本屈指のお金持ち村として知られています。どのくらいお金持ちかというと、2020年の平均所得は5,311,492円で全国12位。全国の平均所得が3,429,795円なので、田舎にしては高いくらいと思われるかもしれませんが、実はこれホタテの値段が暴落した年のこと。2018年には813万円強を叩き出しており、なんとこれは東京の港区、千代田区に次ぐ第3位!です。まさに日本一のお金持ち村と言えそうですね。さて、大事なのは猿払村は決して昔からお金持ちの村だったわけではないことです。確かにこの地域は明治時代からホタテの水揚げ地ではあったのですが、乱獲によりほぼ絶滅してしまいます。そんなわけで戦後はホタテに代わって炭田で栄えたのですが、これも後多分に漏れず枯渇してしまい、結果として猿払は主要産業を失い、極貧の村にまで転落していてしまったのです。とはいえ、ここまでは日本のあらゆる地方によくある話。ここで猿払が他の地域と違ったのは、村の存亡をかけて元々の村の名産であったホタテ漁の再興に取り組んだことなのです。こういうと簡単ですが、実際にやるとなるとそうは簡単ではありません。何せ一度絶滅したホタテ資源を再興するには1年間ホタテの種苗を海中で育て、5cm程の小さな貝に成長したところで海に放流。5年後、10cm程に成長したホ
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