経世済民は民を済うか 積極財政の検討

経世済民という言葉がある。「世を経(おさ)め、民を済(すく)う」という意味だ。我々が普段口にする「経済」の語源と言われている。巷では、日本の失われた20年のデフレ不況を乗り越えるには、新自由主義的政策から、本来の「経済」に立ち返り、緊縮財政から積極財政へと転換しなければならない、といったような主張が流布している。従来の議論では、財政赤字が積極財政の制約と見做されていた。しかし、MMT(現代貨幣理論)の登場により、状況は変わった。MMTによれば、自国通貨建の国債はデフォルトすることはない。唯一の制約はインフレ率であり、インフレ率が許す限り財政出動することは可能である。MMT派を自称する人達は「国債を財源とした積極財政で経済は良くなり、民は済われる」と主張する。果たして彼らの主張には説得力があるのか、この記事で検討していきたい。MMTとは何か続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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