セクシャルウェルネスの分野で企業、そして今。会社経営、哲学、デザイン、失敗から思考する。

私が会社を創業したのは、一昨年の8月。当初会社の経営もしたことがない中で始め、８年間構想してきたセクシャルウェルネスのこの分野で、会社をスタートすることを決めました。コロナ渦で世の中が大きく変わろうとしたタイミングに、フェムテックが大きく注目され始め、そのときに起業した私は、おそらくちやほやされてきたのだと最近になって気づきました。失敗から学ぶことが本当に多く、これを少しずつ言語化できればと思い、Macbookを叩いています。昨年、3月に株式会社に組織を変えて、株主を募るために夜行バスで東京に向かい、プレゼンテーションの日々を送っていたことが昨年の今頃のことだと思うと、ずいぶん前のことのように感じます。そして、当時初めての会社経営で資金調達に成功し、自覚もなく成功体験が捨てられなかったことも最近の気づき。人は成功体験をなかなか手放せないそうです。当時は「経営者」が私のまわりにはあまりおらず、地に足を着いた意見がどれかもわからず、着想を得たら、それを試す、そして失敗をする、そんな連続でした。着想を得たら即実行することの浅はかさを今感じ、思考を深め、言葉の意味や物事の理解に時間をかけるようになった最近です。自分が実現したいビジョン、デザイン、哲学、言葉、すべて自分の中から出てくるもので、それを言語化して、見えるものにデザインしていくのは生みの苦しみの連続だと言います。そしてそれを継続さ

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