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友よ、君は形式と中身が1つであることをわかっていない。

今回のタイトルのフレーズは、「バランスシートで読みとく世界経済史(ジェーン・グリーン・ホワイト 著、川添節子 訳)」の中で引用されているゲーテの小説にあるセリフの一部です。複式簿記の意義、効用を唱えている人物が発しているのですが、要するに行き当たりばったりで商売をするな、ということです。当たり前のように思われる内容ですが、どれだけの人が日々の生活で実践できているのだろうか、自分はできていないな、と思いました。そして、記録することがいかに大切かを不易流行の活動を進める中で感じました。不易流行を運営しているなかで避けられないことは、急な転換です。今がコロナ禍であるということも要素としてはあるのでしょうけれど、この感染症が収まったところで柔軟に対処していく必要性は変わりありません。不易流行のメンバー間で「コロナが収まってから…」とか「落ち着いてから…」という論理展開は一度も発せられたことはありません。あるとすれば、実現可能性(チームとしての熱量、コスト、リスクなどを踏まえて)の検討を行い、優先順位をつけるという作業だけです。今この瞬間を軸にできるかできないか、やるかやらないかを決めるにすぎません。その検討材料の一つひとつをより精度の高いものにしてくれるのが、コンテクストであり経験です。不易流行というプロジェクトは柔軟な思考であり続けるということがチームとしての共有理念であり、それを支える

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