インフレーションをお金なしで考えてみた
最近は世界的なインフレーションで物が手に入りにくいということがよく話題になっている。インフレーションはお金の価値が物よりも相対的に下がるということである。そこで、いつもの物々交換の例えのようにお金がなかった場合、どういう説明になるのか考えてみた。自分がりんごを生産するものとして、他者がみかんを生産するものがいたとする。通常、みかん1個と交換してもらうために、りんご1個が必要だったとする。そこで、インフレのような事態が起きて、みかんの価値が上がりみかん1個と交換してもらうためにりんごが2個必要になったとする。みかん1個を手に入れるためにりんご2個を生産しないといけなくなったからその分労力が増してしまう。これがインフレのようなことであると考えるが、このケースではみかんのみの価値が上がり、りんごはそのままということになるので、部分的なインフレである。現実ののインフレでも、全ての物の価値が上がるわけではないから、こういった解釈は当てはまると考える。ただ、全ての物の価値が上がるということはどういうことなのか。このケースでは、りんごの価値も上がると考えてみる。りんごの価値が上がるということは、りんごの生産に労力がよりかかるということがまず思いつく。そうすると、みかんの生産者もりんごを手に入れるのは難しいと考え、価値が上がったみかん1個を今度はりんご1個と交換してもらえるかもしれない。そう考える
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