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(Y90) ソニーの技術者として抱いた疑問、答えはアマゾンにあった。アマゾンの強さの全体像を最もシンプルな形式で表現した方程式「組織的にイノベーションを起こし続ける仕組みを持っていること」-1 (2021.12.2)by 谷敏行 より抜粋加筆しました。

⑴ シリアルアントレプレナー(連続起業家)と呼ばれる人たちが、個人の脳内でやっていることを「組織的に再現する仕組み」①アマゾンは、社内起業家に対し、【大企業のスケール】を与えることで、ベンチャー起業家よりも恵まれた環境に置く。それだけでは「イノベーション量産の方程式」は完成せず、大企業に特有の「イノベーションが起きにくくなる要因」を、取り除くことが必要。それが方程式に「ー(マイナス)」を付けて示した【大企業の落とし穴】。⑵ 日本経済がまだ右肩上がりに成長し続けていた時代には、多くのイノベーティブな製品が生み出されていたバブル崩壊後、日本は30年間以上も経済低迷に苦んだが、その失われた時間は同時に、以下でもあった。「イノベーションを生み出す力を喪失した時間」⑶ 日本発のイノベーションが減った理由を以下と考える人も多い。「バブル期には潤沢に供給されていた研究開発資金が減ったから」①それは根本原因ではないと筆者は考える。②筆者は「イノベーションを創出するメカニズムのヒント」を得るために、ベンチャーの起業で成功する人たちの能力は、どんなところが優れているのかをシリコンバレーで調査した。③注目したのが、シリアルアントレプレナー。起業して一度、上場に成功するだけでも偉業だが、 それを何度も連続してやり遂げている一握りの起業家のこと。⑷ シリアルアントレプレナーの「2つの能力」①インタビューした

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