ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

安全文化「定性診断」のススメ  ~「定量診断」の弱みを乗り越えるには?~

「安全文化」や「組織文化」の実態を把握するために、Web画面やアンケート紙に記載された質問項目への回答をデータにして診断を実施している企業は多い(定量診断)。これらの診断は、その結果を上手に「分析」して、「対策立案」→「実施」→「改善・検証活動」を確実に行えば、成果に繋げることができる有効なものだ。しかし、そのアンケート結果は、必ずしも現場の人々の判断基準を正確に反映しているとは言えないケースも発生する。例えば、「車を運転するときに安全第一で運転していますか?」と問われたら、あなたはどのように回答するだろうか?多くの人は、「そんなこと当たり前。当然、安全第一だ」と回答するだろう。 しかし、「本当に、いついかなるときでも、安全第一運転ですか?」「例えば、絶対遅れることができない用事に間に合わない可能性があるときは?」・・・などと、段々と深掘り質問をされていくと、「いや、必ずしも安全第一ではない場合もあるかも・・・」と回答が変わってくる可能性もある。このように、私達は正論や理想論について問われると、決して意図的な嘘をついているわけではなくとも、「建前としての判断基準」や「一時的な判断基準」に基づいて解答することが多い(これを信奉理論-espoused theory=建前-による回答と呼ぶ)。この点に、定量診断による回答結果の弱点がある。もちろん個人差があるので、物事を日頃から掘下げて考

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました