こわくなったら読む絵本「かいじゅうたちはこうやってピンチをのりきった」
こわくて背筋が「ゾワッ」とする感覚は、大人になってもなくならない。そんな日々の不安と向き合うヒントを「絵本」がくれるかもしれない。
絵本「かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった」(パイ インターナショナル)は、いろんな不安をかかえた「かいじゅう」たちが、恐怖心(ゾワゾワちゃん)との付き合い方を学んでいくというストーリー。
子ども向けのやさしい言葉遣いで描かれているが、「きたいされるのがこわい」「こいをするのがこわい」「うらぎられるのがこわい」「みらいがこわい」など、扱われているのは大人も感じる不安だ。
絵本で描いた恐怖との向き合い方を、作者の新井洋行さんに聞いた。
――同書を作ったきっかけを教えてください。
「僕は子どもの頃から臆病な性格だったんですが、大人になってからの方が怖いものが増えたように感じています。一方で、不安や恐怖を自分なりにコントロールする方法もわかってきたので、同じく不安や恐怖を抱えながら生きている人たちにそれをシェアしたいと思い、絵本にしました」
――ストーリーの中では「きたいされるのがこわい」「みらいがこわい」など大人でも感じることがある不安や恐怖も紹介されています。
「みんなの前で話すのが苦手なかいじゅう『パルリラ』なども、大人の方にも共感していただけるのではないかと思います。僕
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