(X03) 「総合商社はGAFAに対抗する日本の希望だ」ベンチャー投資家がそう考える理由-1 (2021.9.27)by 山本康正 より抜粋加筆しました。
⑴ バブルが崩壊して以降、特に重厚長大な事業を手がける部門や、グループ会社が足を引っ張る形で、総合商社の時価総額は減少しかしGAFAや、GAFAのような巨大企業に成長する可能性を、秘めたベンチャー企業に共通する「コングロマリット化」をリアルのほうでは成し遂げている。↓あとはデジタルのほうをつなぐことによって、大きく変革を果たせる余地がある。総合商社は今、その強みを活かして、変わろうとしている。⑵ 総合商社の強みは、多種多様な業界の上流から下流まで、ビジネスをグループ内で行なっていること①グループ会社全社でデータを取得。データをグループ内共有で、新たな価値やサービスを生み出していくことができる。このようなスケールの大きなデータ活用が行なえるのは、日本では総合商社しかない。【例】グループ内の小売企業のデータを分析した結果、あるアパレル商品の売上が前年に比べて、大幅に伸びることが予測できたとする。そのデータを、アパレルを製造しているグループ内のメーカーや、グループ内の素材を扱う部門や子会社に共有すれば、以下になる。・増産がスムーズに行なえる・新たなヒット商品を生み出すことにつながる②商社は、以下を生み出すポテンシャルを秘めている。・自社で得たデータを活用するサービス・自社で新たなサービス、特に法人向けのサービス⑶ データに弱いと自覚した、伊藤忠商事が始めたこと①現在、データを活用し、大き
コメント