33 人事考課と評価
◆ 33 人事考課と評価「人事考課で、計数評価以外の個人の頑張りをどのように扱うのがよいのでしょうか?」という質問をよく受けます。たしかに、スタッフの「人柄」などがチーム・モチベーションに役だっている場合があります。そういった「貢献度」をどう評価するかで悩むということでしょう。シンプルに、答えます。「計数評価100%でいいんじゃないですか?」と。ただし、必ず付け加えます。評価基準にしている予算そのものの「信頼性」「納得性」が極めて大切ですということを。本部が設定する「予算」は、「信頼性」「納得性」が低い!グロスの目標額を、「前年実績」ベースで調整配分しただけのものに、正確性などあるはずもありません。本来は、マーケット予測、近隣市場環境変化までを織り込むべきですが、その余力も、手間暇も掛けられない事情があります。いわば、「便宜」的につくられた予算です。それをさらに個人予算などに配分したところで、納得できるはずもありません。少なくとも、移動累計法による「見込み実績」を算出するのがマナー。次に、個人予算に関しても、個人の力量、スキル、成長度、そして貢献度に照らして算出をする。ここまでやって、「予算」を明示しておく。人事考課の際は、計数評価のみで十分!年に数回の人事考課のときにだけ、コミュニケーションを取ろうというスタンスがもう落第!スタンドプレーでは意味がありません。「がんばり度」や、「
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