昨年、定食チェーンの大戸屋が、外食グループのコロワイド傘下になりました。大戸屋の臨時株主総会で社長ら取締役10人が解任されました。コロワイドは、牛角(焼肉)やかっぱ寿司なども傘下にしています。コロワイドは2019年10月に大戸屋の筆頭株主になり、2020年にTOB(株式公開買い付け)を実施し、保有比率を47%まで高めました。そして経営陣刷新。このケースは同業種(ファンドではない)による敵対的買収であり、参考事例としてリスクマネジメントについて考えます。買収防衛策の説明ではありません。どうリスク対応すべきかの学びです。大戸屋はメニューの値上げを実施して以降来客が減少し、売上の前年割れが続いていました。さらに従業員のバイトテロ(不適切な動画のSNS投稿)が繰り返され、イメージ低下の打撃をくらった。これに対し、一斉休業(1日)で従業員の再教育と店舗清掃を行い、役員報酬も減額した。そんなドタバタの中で、コロワイドが筆頭株主になりました。当初は友好的な資本・業務提携を考えていたものの、大戸屋が抜本的変革に動かないことで、敵対的買収に発展しました。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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