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初実験で致命的な脳腫瘍を30%縮小させた磁気ヘルメット

脳腫瘍を発見するヘルメットやAIはこれまでにもあったが、実際に脳腫瘍を治療することもできる新しいヘルメットが登場した。
神経学上の最新ブレイクスルーの一環として、研究者たちは、磁場を発生させるヘルメットを使い、致命的な腫瘍を3分の1縮小した。この治療を受けた53歳の患者は、最終的には無関係の負傷で死亡したが、彼の脳を解剖したところ、短期間で腫瘍の31%を除去したことがわかった。この実験は、致命的な脳腫瘍である膠芽腫に対する初めての非侵襲的な治療法となる。
このヘルメットには3つの回転マグネットが搭載されており、それらはマイクロプロセッサーベースの電子コントローラーに接続され、充電式バッテリーで動作する。治療の一環として、患者はこの装置を5週間にわたってクリニックで装着し、その後、妻の助けを借りて自宅でも装着した。その結果、ヘルメットが作り出す磁場の治療は、最初は2時間、その後は1日最大6時間まで増やされた。この期間中、患者の腫瘍の質量と体積は約3分の1縮小し、縮小率は治療量と相関関係があることがわかったという。
この装置は、米国食品医薬品局(FDA)から例外的使用(Compassionate Use、CU)の承認を受けており、発明者たちは、放射線治療や化学療法を行わずに脳腫瘍を治療できる日が来ると主張している。
ヒューストンメソジスト神経研究所の脳神経外科ケネス・R・ピーク脳・下垂

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