億万長者の投資家であるPeter Thiel(ピーター・ティール)氏が創立した秘密データ分析のスタートアップ「Palantir(パランティア)」は、同社の暗号化キーを要求する政府の命令に対抗する姿勢であることが、リークした文書からわかった。
TechCrunchは、Palantirが上場に向けて米国当局に提出したS-1書類のリーク情報を入手した。資料に基づき本誌はこれまでにPalantirの財務状況、顧客情報および同社自身が認識しているリスク要因(未訳記事)などについて報じた。
そして警察や米国政府を含む政府関係顧客と密接な関係にありながらも、Palantirは自社のデータに対する法的要求がなされた際にどこで線引きするかを表明した。
リークしたS-1申請書類より。
時折、政府機関は当社顧客に関する情報を入手するために当社の協力を要請したり、アクセスや監視を可能にするために当社プラットフォームを改造するよう要求をすることがある。当社の機密およびプライバシーに対する誓約に基づき、警察その他の政府機関による情報提供、暗号化キーの取得、ないしは暗号化の改変あるいは弱体化の要求に対し、我々は法的に戦う可能性がある。
同S-1書類が言及しているのは米国における特に繊細な問題だ。なぜなら現在トランプ政権は、警察当局の要求に基づき繰り返し暗号の弱体化(未訳記事)を試みているところだからだ。警察は、
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リークしたS-1書類によるとPalantirは政府の暗号化キー要求と戦う構え
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