米国時間8月13日朝、Cubeは総額500万ドル(約5億3300万円)強のシードラウンドを終えたことを発表した。同社は財務計画と分析(FP&A)業務に特化したツールを開発しているスタートアップで、先日380万ドルを調達し、残りの125万ドルは以前のプレシードラウンドで調達した。
CubeのCEO兼創業者であるChristina Ross(クリスティーナ・ロス)氏はTechCrunchに「最新の資金調達を3月に開始し、数週間以内にタームシート(融資金額、金利等、前提条件、期限前弁済、表明保証などが記載された書類)を数枚作成した」と語った。最終的にはBonfire VenturesのBrett Queener(ブレット・クイーン)氏を投資ラウンドのリーダーとなり、Operator Collective、Clocktower Technology Ventures、Alumni Ventures Group、Techstarsなどが参加した。
FP&Aとは何か、そしてなぜCubeはこれほどまでに多くの関心を持つ投資家を引きつけているのか。その両方について解説していこう。
スプレッドシートを攻める
古くからのスタートアップの名言がある。起業の種を見つけるなら大企業に行くべきだ。企業内をくまなく歩き回ってどの部署がまだスプレッドシートを使っているかを調べ、それに代わるものを構
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