多くのソーシャルメディアの研究では、ユーザーがサービスに費やした時間を、さまざまな理論や結論を導き出す証拠に使っている。しかし実際には、人間はどれだけの時間SNSで過ごしたのかを人に言うのが非常に不得意であることが、Facebook(フェイスブック)の研究でわかった(Facebook Researchレポート)。
例えば、ソーシャルメディアの利用が人の気分にどう影響を与えているのか、あるいは利用時間がどう気分の影響を受けているかを調べようとするとき、おそらくどちらの数値も自己申告に頼るだろう。
もちろん人の気分測る客観的な方法は存在しないので、被験者の言うことを信じるしかない。そして、ユーザーは自分がFacebookやInstagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)の画面をスクロールするのにどれだけの時間を費やしているか、かなり正確に把握していると思う人もいるだろう。そうではない!
自己申告の数値に誤差があることは誰もが知っているし、それを示した調査結果もあるが、今回Facbeookが実施したメタ分析で、自己申告と実際のサーバーログを比較してみたところ、両者の間には重要な科学研究で使うに足る信頼ある相関がない、可能性が示された。
いくつかの質問の回答を内部データと比較した結果、ユーザーは自分がサイトで過ごした時間を実際より平均して数時間多く申告した。しかし、アプリ
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