【1万字抜粋】AIにはない“自分の価値”とは? 尾原和啓『あえて数字からおりる働き方』
新型コロナウイルス感染症の影響によって、働き方や生き方が激変した現代。「会社に依存しない働き方がしたい」「もっとつながりを作りたい」「このままで終わりたくない」そう考えるものの、一体何から始めたらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか?マッキンゼー、Google、リクルートなど12社を歴任し、IT批評家として活躍中の尾原和啓さんは新著『あえて数字からおりる働き方 個人がつながる時代の生存戦略』(SBクリエイティブ)の中で「大事なことは、“他の誰かではなく、あなたに仕事を頼みたい”という、誰かにとって意味がある存在になることです」と話しています。「誰かにとって意味がある存在」とは一体どういうことか。自分の価値を高めながら仕事の幅を広げていくヒントを、同書より抜粋してお届けします。これからは「実践」してきた者だけが生き残る時代だ出典 撮影=千川修肩書きやスキルがフォーカスされる時代は終わった変化の速い時代になり、人の寿命よりも企業の寿命のほうが短くなりました。年功序列や終身雇用が当たり前ではなくなり、「良い企業に勤めていれば安泰」という方程式が成り立たなくなっています。世の中の変化が加速することによって、企業の寿命が個人の寿命より短くなれば、おのずと“肩書”の効力も落ちます。これまでなら「東大出身です」「大手商社にいました」と言えばそれだけで信頼を得られる“肩書経済”や“肩書社
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