ティアフォーは8月4日、自動運転技術の発展および実用化に貢献することを目的として、同社の自動運転に対するアプローチや考え方、これまでの実証実験で得られた安全性に関する知見、今後の課題と対策を集約したレポート「Tier IV Safety Report 2020」を公開した。
また、8月4日から11月8日までの約3ヵ月間、東京都西新宿エリアにおいて自動運転用データ収集実験を実施することも明らかにした。
Tier IV Safety Report 2020では、世界初のオープンソースの自動運転OS「Autoware」(オートウェア)開発を通して得た知見、多様な環境下での実証実験を通して培った経験を基に、正常に運行するための道路条件にあたるODD(Operational Design Domain。運行設計領域)類型やReference Design(リファレンス デザイン)を一部公開。透明性の高い安全な自動運転技術の確立に向けた方向性を提示している。
また、自動運転技術の検証方法、車両走行を伴うオペレーションの安全性対策、規制対応や許認可に対する提言を含め、これまでの開発と実証実験のプロセスで見えてきた様々な課題についても形式知として広く共有している。なお、同Safety Reportの英語版も後日公開予定としている。
2015年創業のティアフォーは、「創造と破壊」をミッションに掲げる
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