未来への成長を生み出す「中心概念」とは?
電通のクリエイティブ横串組織「Future Creative Center」(FCC)は、広告の枠を超えて、未来づくりの領域をクリエイティビティーでサポートする集団。この連載では、「Future×クリエイティビティー」の枠組みで、想定外の未来づくりに関わった取り組みを、担当したメンバーが制作秘話を明かしながら語ります。
初回となるこの記事では、予防医学の研究者であり、FCCのアドバイザーを務める石川善樹氏と、FCCのセンター長である小布施典孝氏が対談。企業やビジネスの未来づくりにおいて、2人がキーワードに掲げる「中心概念」をテーマに話し合いました。
※この取材は、オンラインで行われました。
FCCの原点は、「電通プランニング・センター」
小布施:石川さんとは、とある仕事でご一緒してから、仲良くさせてもらっていて、石川さんが研究されている予防医学やWell-beingといった、「人がよく生きるとは?」というテーマに、非常に興味を持っています。
企業というものは「法人」とも言われますよね。なので、僕は「人」の成長や幸せと、「法人」の成長や幸せには共通項が多いのではないかと常々感じています。であれば、石川さんの「人がよく生きるとは?」という研究や視点は、「企業の生存戦略」にも転用できるのではないか。そうした理由もあって、今回F
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