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世界で広がる格差問題について(2) 〜 富裕層の余剰貯蓄

 私の生まれた時代は全共闘世代の教師や予備校教師から教えを受ける機会があり、学問とは一切無関係な話を延々と聞かされたものだ。彼らは雄弁であり、話はとても面白かったのでついつい耳を貸してしまったが、あの時代だから許された行為でマルクスや共産主義、そして革命について私たちは強引に話を聞かされた。しかしながら、もう30年近く前の日本では一億総中流社会と呼ばれた通り格差を感じることはなく、革命の必要性に自分自身は全く関心が向かなかった。むしろ私はマルクス後の学者が生み出した構造主義やポスト構造主義に惹かれて大学の学部時代は学問を修めていった。 ところが昨今の格差は肌で感じるようになり、学問として修めた興味もあり、いよいよ自らもその事実を社会に対して発言しなければと思い立ったところだ。さて、本題として今日の日本経済新聞に掲載されたFinancial Timesのロバート・アームストロング氏の富裕層の余剰貯蓄問題について触れたい。「新型コロナ感染拡大は、労働者階級と中間層に多大な苦痛を強いたが、資産を潤沢に保有する富裕層はさしたる痛みを感じていない。・・・米国では株式のほぼ90%を上位10%の富裕層が保有している。・・・そのため株高による恩恵の大部分が富裕層に流れ込むだけでなく、株式のほとんどを富裕層が保有していることは、別の形でも格差拡大に拍車をかけている。つまり、多額の株式投資をできる富裕

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