PROFILE
関 純治さん(46歳)
ハッピーミール(株)/東京都世田谷区
ゲーム制作会社を経て起業。「ファミコン」時代の名作IPを活用したゲームを数多く手がける。2019年1月にはコマンド式アドベンチャー「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」をNintendo Switch向けに配信開始。続編も予定されている。
VOL.242あえて「ファミコン風」のテレビゲームの企画・開発
こどもの頃は誕生日とクリスマスのたびに「ファミコン」ソフトを買ってもらいました。当時流行っていた「ミニ四駆」も「ビックリマンチョコ」も買わずに、ファミコンだけ。ハードもソフトも次々新しいものが登場するわけですが、だいたい全部押さえていたと思います。高校生になると、友達の部屋を麻雀部屋兼ゲーム部屋にして、毎日通い詰めていました。勝手に鍵を開けて(笑)。
いつか自分の考えたゲームを自分主導で作ることが目標でした。ゲーム制作会社で、最新ハードの大作ゲームを作っていたこともあります。でも正直「テトリス」みたいにアイデア1つでできているような、小さいゲームのほうが好きなんです。それに大勢の名前が流れるスタッフロールに自分の名前があっても全然うれしくない。「自分で作る」ことが目標でしたから。
「ファミコン風」ゲームを手がけるようになったきっかけは、iモードです。モバイルは、小さいゲームを数多くリリースするには最高の
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