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ショート書評その1

遠藤環・伊藤亜聖・大泉啓一郎・後藤健太[編]『現代アジア経済論』:「アジアの世紀」を学ぶ』アジアといえば開発主義国というイメージが強く、マレーシアの輸出産品といえば錫やゴムというのがかつての地理の教科書にも記載されていたが、現在では半導体部品がマレーシアの輸出の多くを占めている。アジア経済=どマクロな開発経済学という見方を覆し、本の表題のとおり現代アジア経済の新しい問題にも取り組んでいる。イノベーション、都市化、高齢化、環境問題といったテーマでアジアを語る必要が多くなった今、この書籍は十分に現代的要請に応えているといえる。記述分析は一貫してマクロ開発の視点に近いのに加えて、国際関係論的なセンスも熟読には必要になってくる。今後、評者の私も含めてアジア経済を調査研究のフィールドにしていくであろうが、このマクロ開発を究めるのか、もっとミクロ実証にまで降りていくかは、個人の趣味やスタンスに依存してくるだろう。ちなみに、私は後者のスタンスで、政府の産業政策が各国企業の行動にどのような影響を与えているかを、厳密な計量経済学的手法を用いて因果関係を解明していきたい所存である。続きをみる
Source: Note 起業ニュース

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