ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

投資は気合い

随分昔にあるプライベートエクイティ(PE)ファンドの投資検討の支援を行ったことがあった。さまざまな視点から検討したものの、結局、プロジェクトの終盤に本件の実務をリードしていたディレクタークラスの人が投資検討の中止を連絡してきた。理由は事業の根本的な構造に関わるものであったが、その中でふとその担当ディレクターが「どうにもこの投資案件に気乗りしていなかったんですよね」とボソっと呟いたことがあった。これはある意味でとても記憶に残ったし、また判断として正しいのだろうという印象を持った。一般にPEのディレクターは買収の実務の中核を担い、また買収後のバリューアップもリードする立場となる。そんな役割を果たすディレクターが気乗りしないならば、それはバリューアップの際には投資先企業の経営者・社員にも伝わるし、またそもそも投資委員会を通過することも難しいように思える。私が尊敬する、投資委員会方式を採るある長期投資のヘッジファンドのCIO (Chief Investment Officer)も「投資は気合い」ということを常々言っている。このCIOは私が知るビジネスパーソンの中でもかなりロジカルな人ではあるが、そんな人であっても、あるいはそんな人だからこそ、投資における熱量を重視していた。投資は一見、リスク・リターンという無味乾燥とした数字だけの世界のように見えるが、現実には情熱が大事なのである。投資担当

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました