スタートアップに欠かせないアートの内在化とは?
『アート・イン・ビジネス—ビジネスに効くアートの力』執筆者のひとり、美術回路(※)メンバーの上原拓真と申します。連載第1回では「アートってビジネスにどう効くの?」と題して、なぜアートがビジネスの現場で注目されているのか、アートパワーとアート効果の関係についてご紹介しました。
第2回では、アートパワーを個人が体得する考え方として、本でも頻出する「アートの内在化」についてビズリーチ(現・Visionalグループ)の事例を交えながらお話しします。
(※)美術回路:アートパワーを取り入れたビジネス創造を支援するアートユニットです。専用サイト:https://www.bijutsukairo.com/
ビジネス“パーソン”がアート“パワー”を取り入れることは意味がある
アートの内在化とは、アートパワー(アーティストの源泉である問題提起力、想像力、実践力、共創力の四つ)を自分の心の中に内在化することです。分かりやすく言い換えると、アートに触れる体験を通じてアートパワーが自分の血肉になることで、自分で物事を考えられるようになり、自分で行動ができるようになる状態のことを示しています。
四つのアートパワーと内在化
なぜビジネスパーソンにと
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