莫大な広告費の代わりにSNSを活用したプロモーションで、ブランドの認知度向上に成功するケースが見られるようになってきました。マス広告が主流だった時代に比べ、広告業界に大きなゲームチェンジが起きていると言えるでしょう。
そんな中で、SNSを活用して企業のブランド価値向上に貢献しているクリエイティブカンパニーがあります。牧野圭太さんが代表を勤める「株式会社カラス」です。Oisixと『クレヨンしんちゃん』をコラボさせた交通広告はSNS上で大きな話題を呼びました。
今回は「広告の価値が問われている」と語る牧野氏に、広告業界で起きている大きな変化と、これからのクリエイターに求められる素質について伺いました。
牧野圭太(まきの・けいた)
博報堂09年入社(15年退職) 。カラス代表/エードット取締役副社長。
ブランドジャーナリズム という「ブランドと社会を結びつける」クリエイティブ・コミュニケーションを標榜し、啓蒙している。「広告がなくなる日」を執筆中。
ときたま文鳥文庫の店長。クリエイティブスクール #NOVUS 学長
広告に莫大な予算をかける時代は終わった。
――まずは広告業界で起きている変化について教えてください。
広告の価値自体が大きく変わりつつあるのだと思います。SNSでプロモーションが成功し、これまでのようにマス広告に莫大な予算をかけなくても効果的な広告やブランディングが可能にな
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文化する社会。そして、広告はなくなる―牧野圭太さん
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