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私は暗号解読バックドア法案に反対する

これからお話したいのは、選りすぐりであるはずの公人たちの救いがたい無能さについてだ。なおパンデミックについての話題ではない。そうではなく、お話ししたいのは、米国、オーストラリア、カナダ、英国、ニュージーランド、いわゆる「Five Eyes」(ファイブアイズ)たちによる、エンドツーエンドの暗号化に対する、見事に見当違いで逆効果で高価で、そして高圧的なアプローチについてだ。
TSAロックプログラムのことを思い出してほしい。そして、重要な話なので少しだけ我慢して読んでほしい。これは、TSAやその他の航空保安機関が所有するマスターキーを使って、すべてのトランクのロックを開け、トランクをいつでも検査できるようにしようという取り組みだ。主張されているその目的は、テロリズムを防ぐことであり、もちろんその目的自身は誰もが望んでいる。だが残念なことに、TSAマスターキーは公に漏洩してしまっていて、誰でもコピーできるようになってしまっている。さらに、TSA代理機関の数は多く誤りを犯しやすく、そして自らの権限を悪用する可能性がある。
まあそれでも、テロを防ぐことは私たち全員が望んでいる「良いこと」だ、そうだろう?TSAロックは、個人の自由への容認できない侵害であると感じる人もいるようだが、大多数の人は基本的にTSAロックを受け容れているようだ。それらは、私たちが、多かれ少なかれ大筋を合意した、社会安全と

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