次世代の人事戦略を考える1 （企業の雇用環境）

企業と従業員の関係が大きく変わろうとしています。労働人口の構造変化、AI、RPAなどのIT技術革新、働き方改革などなど、雇用の考え方そのものが変わりつつありますし、雇用の流動性も高まっています。とはいうものの、労働者がすぐに自立はできませんし、企業側もすぐに雇用形態を変更することもできません。しかし、企業が今後も生存していくためには、この外部環境の大きな変化に適用していく必要があると思います。企業がこれからも優秀な人材を確保し続けるためには、時代に合わせて雇用の考え方を見直す必要があると思います。直近のアプローチとして、「企業ニーズと従業員ニーズのマッチング」や、「企業と従業員の共感」が必要だと考えています。3回に分けてこのテーマをまとめていこうと思いますが、まず今回は「企業の雇用環境」を中心にまとめていきたいと思います。人材不足に苦しむ企業まずは企業側について考えてみます。労働人口の減少により、従業員が集まりません。最近では、私の身近なところでも従業員不足により営業日を削減する飲食店などがでてきています。人口統計などを確認してみると驚くほど若年人口が減少しています。AIやRPAなど、技術革新で労働人口の減少を補う動きはありますが、企業を支えるのはやはり「人」です。労働がロボットに代替えされればされるほど、その仕組みをコントロールする優秀な人材が必要になります。続きをみる
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