まずお金の話から始めよう。もう少し言えば、物の値段についての話だ。数年前、スマートフォンのフラグシップモデルの価格は1000ドル(約10万8000円)の壁を超えた。その主な要因はディスプレイのコストにあった。その価値の判断は難しいが、それがイノベーションの代償というものだ。
スマホのコスト上昇が、売り上げ鈍化の主な原因とされている。デバイスの性能はすでにかなり良くなっていて、長期間使えるようになった。しかしその価格が1000ドル(約10万8000円)を超えるようでは、ユーザーは2年やそこらで、黙ってアップグレードしてくれるはずがない。
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サムスンは、誰よりもそのことを理解している。手頃な価格帯のシリーズに加えて、同社は「手頃なフラグシップ」モデルの販売にもかなり力を入れてきた。ハイエンドの機種と、一般的なモデルの間にあるスイートスポットを突こうという、比較的新しいカテゴリーだ。最初はS10eとして登場し、現在ではLiteシリーズに受け継がれている。
もちろんGalaxy S20 Ultraは、そのカテゴリーには含まれない。スマホの販売数が減少する時代にあって、あえて思い切り豪華なスマホを思い描いて作られたものだ。モバイルテクノロジーの最先端におけるサムスンの地位を再確
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