「Think Lab汐留」誕生。その、きっかけとは?
この連載は、「働き方改革は『時間』だけじゃない!『質』を高めるための“集中力”セミナー」と題して行われたJINS株式会社Think Lab取締役 井上一鷹氏の講演の内容を再編集することで、現代人が失いがちな、あるいは、奪われがちな“集中力”のヒミツを解き明かしていく。井上氏からの「目うろこ」な指摘の数々に、きっと驚かされるはずだ。
2020年1月30日、電通本社ビル内で開催された井上氏による講演の様子
井上氏:日本人の3分の1はメガネをかけていて、3分の1は外ではコンタクト、家ではメガネを使用している。つまり、3分の2の日本人は、1日に1回でもメガネに触れています。考えようによっては、メガネをかけているという行為は、パンツをはいている時間の次くらい、人体に密接していることになる。
その発見が、そもそもの始まりでした。メガネから送られてくる目の動き、まばたき、姿勢といったデータをスマートフォンに飛ばすことで、人間の「集中力の質」を測ってみたいと思い立ったのです。
集中する、ということは万民に同等に与えられている時間の密度(=価値)を高めるという行為。その仕組みが解明されれば、企業が求める「働き方改革」や
個々人が求める「幸せな働き方」の大いなるヒントになるはずだからです。
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