独立開業して事業経営をしていく際、継続的成長のために従業員を採用し増やしていく機会があると思います。そのときに重要になるのが、従業員の「育成」です。
一般的に、従業員の育成方法には次の3つがあると言われています。
①OJT
②OFF-JT
③自己啓発
このうち、今回はOJTについて、その特性と具体的な育成方法についてご紹介していきます。
実際の仕事を通じて行われるOJT
OJTとは「On-the-Job Training」の略称で、実際の仕事を通して、職場の先輩にその仕事を教えてもらいながらスキル習得する手法です。現場の仕事内容を肌で感じながら学べる点が、OJTのメリットです。研修と仕事のズレが小さく、効率の良い研修ができ、日々の業務で継続的に実行できます。
また、上司や先輩社員が1対1で指導する機会が多くあるため、教わる側の理解度に応じて研修の内容やスピードを柔軟に変えることが可能です。教わる側の不安や疑問を解消することができるほか、研修を通して先輩との人間関係が構築できるのもメリットです。
一方、実際の業務の中で学ぶので、途切れ途切れの研修になることがあり、体系的に学びにくいことがデメリットと言われています。業務が滞らないように配慮してスケジュールを組むことになるので、その計画作成に手間がかかるほか、研修を担当する上司や先輩社員の能力によって研修の質にバラツキが出るのもデメリッ
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