デザイン心理学による、直感マーケティングとは?
何か買うとき、何か決断をするとき、すべて“理由付き”で行いますか?
行動の根拠はいつも、言葉で言い表せるものでしょうか?
「なぜかと聞かれても分からない。ただ何となく好き!」「気分で選びました」「パッと見で、一目ぼれした」
こんな風に物事を決めることも結構多いはずです。今日は、そんなお話を…。
「デザイン心理学」とコラボレーション
人間の直感や感性、潜在嗜好などを科学的に追究する「デザイン心理学」という学問があります。千葉大学の日比野治雄教授が確立された分野です。電通メディアイノベーションラボでは、日比野教授と10年前に行った雑誌広告の高級感に関する研究以降、教授およびBBSTONEデザイン心理学研究所(教授が技術顧問を務める千葉大工学部発ベンチャー企業)と共同プロジェクトを推進しています。
日比野教授によると、商品がたとえ“便利”とか“高機能”であったとしても、そもそも人の潜在的嗜好に響かない場合、うまくいかないことも多いといいます。昨今ではデジタルやITを駆使したこれまでにない商品も多々登場していますが、感性的に受け入れられないという理由から成功に至らないケースもあると教授は分析します。
潜在嗜好が行動へ影響する部分は大きい。
このような潜在
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