ビジネスには、それぞれ集客や販売の対象エリアとなる「商圏」が存在している。昔の小売業は、半径数キロの地域毎に商圏が分かれていたため、個人商店の経営が成り立っていた。しかし、大手スーパーチェーンの進出や、eコマースの普及により、地域毎の商圏は崩されて、大半の個人商店は消滅していった。しかし、今でも経営を続けている店舗もある。
その特徴は、自宅兼用店舗の家族経営で、家賃や人件費の負担が無く、特別な商圏を持続していることである。たとえば、小中学校や大きな工場に隣接した立地にあり、特定の利用者層からは必要不可欠な店舗になっていることだ。こうした立地は、コンビニチェーンでも出店を狙いたいポイントだが、地主との交渉が纏まらずに、個人商店の商圏が守られた状態になっている。
Source: 起業3
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