この10年、若い人たちの生き方や考え方の変化にやや驚きをもつことがあります。いわゆるミーイズム(自己中心主義)の復活であります。ミーイズムの原型は70年代のアメリカあたりが発祥ともいわれていますが、私は時代ごとに形を変えながらも人間の本質に迫るべくミーイズム、つまり自己満足の追及があったと考えています。
先進国を中心に物質的欲望が満たされた国々では次に精神的満足感を求めるようになります。例えば我々の消費がモノからサービスに移ってきていることが挙げられます。街中にはマッサージ店が急増し、専門的な分野を売りとする町医者も増えてきました。これは健康を個人の満足度から追及する一環でしょうか。イベント会場はますます大盛り上がりですし、インスタ映えするところに行ってみたいという自己満足充足の意思はますます強くなります。
(写真ACから:編集部)
近年のミーイズムの特徴として承認要求をSNSを通じて求めている点に特徴があると思います。つまり「俺は、私は、こんな人」ということを公開した上で自分に共感を求めるコアな人だけを取捨選択するのです。なぜ、取捨選択するのか、といえば批判されることを恐れるから、と申し上げましょう。
冒頭、私が若い人たちの生き方や考え方に驚きがあると申し上げたのはこの「心地よい部分」に囲まれて育ってきた人たちが増えている点ではないでしょうか?怒られたことがない世代とも言えます。
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ミーイズムと民主主義
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