格差社会の絶望による「無敵の人」問題はどう解決するべきか?
いらすとや:編集部
前に、話題の映画「ジョーカー」の紹介をしながら、格差社会の中で絶望した人間の暴発的行為(いわゆる”無敵の人”問題)を、どうすれば私たちは社会に再度包摂していけるのか・・・という話をしたんですが、映画紹介以外の「どうやったら格差社会問題を解決できるのか」についての部分が案外評判が良かったので、そこを切り出してもう少し深く考えてみたいと思っています。
この話は、私が今度五年ぶりに出す新刊「みんなで豊かになる社会はどうすれば実現するのか?」の内容の一部紹介にもなっています。
「京都アニメーション事件」を思い出すまでもなく、社会が包摂しきれなくなった個人が不幸の連鎖の先に暴発する事件に対して何ができるかは、私たち日本社会においても非常に重要な問題です。
しかし、単に焚き付けて暴発してアチコチ放火して回らせたりテロ行為をさせる・・・というのでは、それを社会の側が「抑止」する必要があるのもまた言うまでもありません。
だから大事なのは、「彼らの怒り」を理解すると同時に無意味な暴発を防ぎ、かつその怒りを「社会を変えていく」力に転換していくことでしょう。
そのためには、
・政府の政策レベルの再分配
・経済構造を時代に合わせて変えていくという「民間」レベルの問題
について”両方”取り組んでいく必要がありますね。
不満の暴発
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