1.はじめに
10月の1本目にオススメする本は、資生堂でCMOを務め、現在はクー・マーケティング・カンパニー代表取締役をされている音部氏による本です。音部氏は、P&Gで数々の著名ブランドのマネージャーやマーケティングディレクターを務め、その後外資・国内問わず、様々なブランドのマーケティングを推進されてきました。
本書では、あらゆるブランドのマーケティングを成功に導いてきた音部氏の経験をもとに、マーケティングを行う上で抑えておくべき視点と思考方法についてわかりやすく紹介しています。実践で使えることに主眼を置いて書かれているため、マーケティング初心者から実務経験の長い玄人の方まで、参考になること間違いないでしょう。
2.本の概要
ネクタイは万年筆の競合になる
「競合先は必ずしも同じ業界の同じ形態のものとは限らない」「競争関係は、ベネフィット、財布、胃袋、時間といった複数の軸で説明が可能」
これは、本書で書かれている文章の一部です。本書では競合とは何か、市場とは何かを紐解いていく中で、マーケティングとブランドのあるべき姿を第1章で解説しています。
競合の認識を改めるだけで、本質的な市場は広がり、打つべき戦略も変わっていきます。単に同価格帯の製品やサービスと比べているだけでは、本質的な競合を見つけ、市場を創造していくことは不可能です。自社の製品に対し、競合はどこなのか、イ
スポンサーリンク
【10月のオススメ書籍〈前編〉】マーケティングプロフェッショナルの視点
最近の投稿
- 【価格が転嫁できた農産物の販売先ランキング】食べチョク、ポケマルの黄金時代を脅かす「新星」は? – 儲かる農業2024 JA農水省は緊急事態
- 【佐藤優の悩み相談】派閥争いで上司が負けたときの対応は?会社で生き残る「8対2の法則」、関わるべきでない4タイプの人を伝授【動画】 – 佐藤優 謙虚な人の戦略書
- AI監獄のディストピアか中国化による平和なのか、「新疆」は勧善懲悪のドラマよりもずっと複雑だった – 日々刻々 橘玲
- FBI seizes hacking forum BreachForums — again
- 米長期金利は「ピークアウト」したのか、インフレ沈静化の鍵を握る2つのポイント – マーケットフォーカス
- ヤマトHDの利益が3割減!宅配便「値上げ」でも業績不振のワケとは? – 物流専門紙カーゴニュース発
- 南海高野線の堺東駅、地元民だけが知る「別の顔」 大阪第2の都市の玄関、4つの出口の異なる表情 | 駅・再開発 | 東洋経済オンライン
- Netflix to take on Google and Amazon by building its own ad server
- 【Z世代】俳優・アイドル・芸人・タレントパーソナリティ!『レコメン!』企画書
- Matt Garman taking over as CEO with AWS at crossroads
コメント