ロサンゼルスに本社を置くスタートアップCanoo(カヌー)が、ついに初のモデルを発表した。その名も社名と同じCanoo。
Canooのデザイナーたちは、他の電気自動車メーカーが好むスタイルとは激しく異なる方向性でスタートした。中国のByton(バイトン)が目指すSUVや、米国のTesla(テスラ)やFisker(フィスカー)のスポーツカーやセダン、Rivian(リビアン)の電気トラックとは違う、フォルクスワーゲン・マイクロバスに近いスタイルだ。
際立っているのは、Canooが最初のモデルのデザインとエンジニアリングをわずか19カ月で完了させ、現在は契約製造業者に車両製造を引き渡せるよう準備をしているという点だ。現在のCanooの代表Ulrich Kranz(ウルリッチ・クランツ)氏によると、最初の車両は2021年に公道に登場する予定とのこと。
クランツ氏は、最高技術責任者としてこの会社に加わったが、Canooの共同創設者でCEOのStefan Krause(ステファン・クラウス)氏が個人的な理由で8月に会社を去ったあと、日々の業務を引き継いだとThe Vergeは伝えている。
クランツ氏の話によると、Canooのデザインには2つの鍵となる特徴があるという。空間と価格だ。同社の最初の車には、その両方がふんだんに盛り込まれている。
ロサンゼルス本社にはCanooのベータ版の車両が置かれ
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