リブランドとは、既存のブランドを時代や顧客に合わせて構築し直すことです。
リブランドの成功例と言えば、大手運送会社Federal Express(フェデックス)が1994年に行った伝説的な変革でしょう。
この会社の創設者であり、会長とCEOを兼ねるフレッド・スミス氏は、会社のイメージに活気を取り戻したいと考えていました。彼は、5ブロック先からでもトラックに書かれた社名を認識できるロゴを作成するようデザインチームに要求しました。
その結果、「FedEx」と名称を短縮した形の、元気で大胆なロゴが生まれたのです。
この新しい名称と見た目の独自性は、会社のバリュープロポジション(提供する価値)である「スピード」を完璧にまとめ上げています。 一見するとただの文字列であるこのロゴの中に、白い矢印が隠されているのがお分かりでしょうか?
こうして新しくなった「フェデックス」のブランドは、企業を次の世紀へと駆り立て、今日でも強力な存在感を示しています。
しかし、全てのリブランドがフェデックスのような成功を収めるかというと、そうとは限りません。
次は、トロピカーナ(Tropicana)が2009年に行ったリブランドの例を
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