「Will China lead the world in AI by 2030?」というタイトルのコメントが先週号のNature誌に掲載されていた。AI(Artificial Intelligence)、人工知能は社会変革をもたらす技術であり、ヘルスケア、交通・輸送、コミュニケーションに大きな変化を引き起こすことは間違いない。情報の通信速度が今よりも100倍速くなる5G時代と相俟って、20世紀には考えられなかったことが実現されてくるだろう。
nature.comより引用(編集部)
小さいころ、1960年代に「スタートレック」で宇宙船と天体上での交信で使われていた、現在の携帯電話に相当する通信手段を見たときには、こんな便利であればいいなと思っていたが、夢に近かった。しかし、携帯電話は1990年代に急速に普及が進み、今となってはなくてはならない存在となった。青春時代、デートの待ち合わせに間に合わずにすれ違いになっても、家に戻らなければ連絡が取れなかった。こんなほろ苦い経験も今となっては懐かしい思い出だ。
情報通信速度が格段に高速となると、遠隔操作で手術を行うことも夢ではない。5G時代では、実際の動きと画面のずれが0.01秒になると言われている。手術操作の1秒のずれは許容限度を超えており、不測の事態を引き起こしかねないが、0.01秒だとずれの問題は無視できるようだ。
実際の遠隔ロボット
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