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IBMの耐量子磁気テープ記憶装置には聞き流せない重要な意味があった

技術業界で誰かが「量子」という言葉を使い始めるたびに、私は両手で耳をふさいで、話が終わるまで歌をうたうことにしている。IBMが発表した量子コンピューティングに対する安全性が保たれるテープ記憶装置の件でも私は歌いかけたのだが、よく見てみると、けっこう重要な話だった。
断っておくが、その言い方はちょっと誤解されやすい。テープ自体が耐量子というわけではまったくないからだ。量子ビットが超低温の牢獄から逃げ出してデータセンターや企業の本社の地下室にあるテープ記憶装置にちょっかいを出すなどといった心配があるわけでもない。問題は、量子コンピューターがいよいよ実用化されたときに何が起きるかだ。
量子のウサギの穴の奥深くまで身を投じるまでもなく、量子コンピューターと従来型のコンピューター(現在みなさんが使っているやつ)がまったくの別物であることは誰もが承知している。ひとつ例を示せば、現在のスーパーコンピューターでも膨大な時間がかかる計算を、量子コンピューターなら一瞬で済ませてしまうというような点だ。原理は聞かないで欲しい。ウサギの穴には入らないと言ったはずだ。
量子コンピューターが得意とするであろうものに、特定のタイプの暗号がある。量子コンピューターは、現在使われている暗号化技術の多くを簡単に破ってしまうと推測されている。最悪のシナリオはこうだ。ある人が暗号化されたデータを大量に保管していたとする。

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