去年あたりから小売業界において「モンスター顧客」への対策が検討されるようになりました。ちょっとしたミスで土下座しろと騒ぐ、商品切れのような、ミスでさえないようなことにたいして怒りまくり、店長を出せ、コイツ(店員)を首にしろと騒ぎまくる。世の中には本当にウザい人が多い。
ところが今は「客より従業員が大事な時代」が始まってる。これまで「お客様は神様」だったので、多少の無茶でも受け入れてきたけど、もはや「こんな仕事やってられない」と、苦労して雇ったアルバイト&パートに辞められると、代わりを見つけるのも至難の業。超のつく人手不足の時代、「店員に辞められるくらいなら、ヒドすぎる客は切ってもいい」と考える経営者が増えているんでしょう。そもそも多くの場合、クレームの多い客は売上げ・利益の観点からだって上客ではありません。通販の客によくいるんだけど、千円ちょっとのワンピースを買って「縫製が荒い!」とかレビューしてくる客をいくら集めても、商売は成り立たない。
私は前に「公務員の仕事はこれから本当に大変」というブログを書いているのだけど、モンスター客に悩まされる飲食店・小売店で働くことと、公務員として働くのは、実はけっこう似てる。その共通点は、どちらも「客が選べない仕事だ」ということ。飲食店、小売店は入ってくる客を選別できないし、公務員は窓口にやってくる客(てか市民)を選べない。それがどんだけ身勝手な
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客を選べない仕事の不人気化
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